2016年9月13日火曜日

お腹の子と

高岡クラフトコンペの授賞式が再来週行われます。
そのときもお腹には赤ちゃんがいます。
賞をいただいた「水の輪」はお腹の子が6か月の時に制作した物です。

産休に入る前に、なにかきちんとした作品を残しておきたくて制作しました。
この時期、とにかく眠くて眠くて(笑)体も疲れやすくて、思うようにはかどらなかったですね(^^:)

作品が完成した7月。
突然、無数の円形脱毛と、全身にジンマシンが現れ。。。
お腹の子が「しばらくは休んでくださいな」と言っているような気がしました。
地獄のような痒みに一か月以上襲われました・・・

ああ、普段の体ではないのだなあと実感。
妊娠って、本当に大変なことなんだなあ、世の女性は凄いなあ。。。と改めて思いました。

なのでお腹のこと一緒に作った作品を、一緒に授賞式に出れることは本当に嬉しいです^^


9月22日から26日まで、高岡駅周辺では「高岡クラフト市場街」というイベントが開催されています。

私の作品は高岡大和に展示されています。
本当は私も街巡りをしたい所ですが、今年がぐっとこらえて安静にしていたいと思います。(ピンポイントでは見に行きたいとは思ってます(笑)


お時間がありましたら、ぜひ街を巡ってお楽しみください!

高岡クラフトコンペ 受賞

高岡クラフトコンペ2016 地域特別賞を受賞致しました!!!
高岡クラフトコンペでは、2004年に「生活者が選ぶクラフト賞」でハリネズミが賞をいただいてから12年ぶりの賞です(^艸^)
とても嬉しいです。

作品名は「水の輪」です。





http://www.ccis-toyama.or.jp/takaoka/craft/fkk16/index.html

金魚が水面に浮かぶ葉っぱをつつく時にできる波紋を、蚊取り線香で見立てました。
そこには存在しないはずの水面や、水の揺らめきをイメージ出来るような、それによって涼が感じられるような作品を制作しました。

私は使うことで完成する作品をいつも心がけて作っています。
作家よがりにならず、使う人がいてこそ活かされる作品を、と。

原型は蝋で制作しています。
金魚の中を空洞にする為、蝋型を制作する為の型の数をいつもより増やしました。
そのかいあって表現したい金魚の柔らかい動きを実現することが出来ました。
鋳物はどうしても厚く、重い雰囲気になってしまうので、軽やかに見せる為に粘土原型のときにいろいろ検証しました。
鋳物の完成度は粘土原型の時にほぼ決まります。
そんなことを、アルバイト先の梶原製作所で学びました^^沢山そこで粘土をこねくりまわしたお陰で今の私がいるのだなあとしみじみ。

なので、この「地域特別賞」は、まさにぴったり!

高岡で沢山の職人さんと関わらせていただいて私が形成されているです。ありがたいことでございます。